概要
埼玉県川口市の1階が工場、2階が住居の建物をリノベーションし、1階を住居にした事例です。今回のリノベーションについては、全てバリアフリーとし、ご夫婦が高齢となっても、暮らしやすいように配慮した設計としました。
家族構成:2世帯(1階:ご夫婦、2階:お子様ご夫婦)
リノベーション前
工場を閉じ、完全な2世帯住宅とするために、1階部分をリノベーションすることになりました。まずは、事業で使用していた資材を全て、整理、廃棄し、片付けた上で、リノベーションに取り掛かりました。
リノベーション中
もともとが鉄骨造であったため、もともとの鉄骨を残しながら、木下地工事を行いましたが、非常に難易度が高いものでした。また、床、壁、天井に断熱材を新たに入れ、住居として快適に住んでいただけるよう、断熱性を高めました。
リノベーション後
駐車スペースを取るために、普通の前後に開閉するドアではなく、一本引きのドアとしました。
キッチンに関しては、中二階があるため、鉄骨をそのまま見せるようにしました。結果、デザイン的にも優れたキッチンとなりました。鉄骨の梁による制限や、スペースの制限から、キッチンは対面ではなく、壁に据え付けるI型のシステムキッチンとしました。
お風呂に関しては、排水管の取り回しなど難しい面がありましたが、ユニットバスを導入しました。ご夫婦の高齢化を見越して、ヒートショックを防ぐために浴室暖房を導入し、更に段差のないバリアフリー仕様としました。