階段廻りのリフォームの費用相場は？

1階と2階の行き来に日々使われる階段ですが、滑りやすい、勾配が急で危険を感じるようであれば、大きな怪我につながる前に対策が必要です。

その対策の選択肢として、階段廻りをリフォームするという方法があります。

ここでは、階段廻りのリフォームにかかる費用の相場、階段リフォームの種類、抑えておきたいポイントについてご紹介します。

階段リフォームの種類と費用相場

まず、階段リフォームにかかる費用の相場を確認しておきましょう。

後程リフォームの種類については詳しくまとめますが、工事の内容によって費用は大きく変動します。

また、比較的簡単な工事内容だったとしても、使用する床材などのグレードによっては費用が高額になるケースもあるため、検討段階で相場を知っておくことは重要です。

階段リフォームにはどんな種類がある？

階段リフォームと言っても、ニーズによって工事内容は様々です。

ここからは、階段リフォームの種類と、それぞれの相場費用についてご紹介します。

滑り止め

ホームセンターなどで材料を買えば、DIYで対処可能なリフォームです。

両面テープなどで簡単に設置可能な素材が市販されているため、気軽に取り入れることができます。

自分で採寸や裁断を正しくすることが出来れば、費用も安価に抑えることが可能です。

手すり設置

足腰が弱くなってくると、手すりなしで階段を昇り降りするのはなかなか大変です。

そういったケースで比較的低価格で気軽にできるリフォームとして、手すりの設置工事が挙げられます。

手すりそのものの価格は材質などによって幅はありますが、1m当たり5,000～20,000円程度が相場です。

直線の階段ではなく、らせん階段など特殊な階段の場合、価格が高くなります。

また、壁に直付けの階段の場合、手すりを設置する壁の下地補強が必要になることがあり、その場合工事費が少々加算されることを認識しておきましょう。

DIYで手すりをつけようという方もいらっしゃるかもしれませんが、補強の必要性の判断などは専門的な知識が必要になるため、安全面を考慮して専門業者に依頼することをおすすめします。

階段の上張り

階段の床材が傷んできてきしむ音が気になる、滑りやすくて危ないなどの理由から、階段に床材を上張りするというリフォームがあります。

既存の床材の上に新しいものを貼る場合は15万円程度から、カーペットの張り替えの場合は10万円程度でリフォームが可能です。

階段廻りリフォームで押さえておきたいポイント

階段リフォームをする上で、特に重視しておきたいのが安全面です。

床材を変更する場合は、滑りにくい素材を選ぶようにしましょう。

階段の素材としては、木材やカーペット、コルクなどが多く使われています。

滑りにくさや防音性、クッション性を重視するのであればカーペットが最適ですが、素材の特性上ダニが発生しやすいため防ダニ加工のものを選ぶことをおすすめします。

また、意外と盲点になるのが階段の空間の明るさです。

吹き抜けの場合はあまりこれが問題になりませんが、両側が壁に囲まれた一般的な階段は光が届きにくく、足元が見えづらく危険が増します。

照明や窓を設置して階段の空間を明るくする対策が必要になります。