弊社屋において家庭用蓄電池の導入試験を行いました。
現在、電気代の高騰が著しい一方で、カーボンニュートラルへの関心も高まっている状況であり、太陽光発電で発電した電気を垂れ流すことなく蓄電して利用するということが今後必要になると考え、いち早く蓄電池の導入に踏み切りました。
蓄電池の導入は1日でできる
配電盤を設置するなどの電気工事が必要となりますが、蓄電池の導入は1日で完了します。そのため、翌月の電気代確定時には節電効果が現れます。
蓄電池の値段と投資回収
2023年3月現在で蓄電池のお値段は200万円前後となっています。
今後、検証していきますが、太陽光発電と蓄電池、エコキュートを組み合わせることによって、電気代が概ね数分の1程度に削減できる見込みです。
今後電気代が下がることになれば、この限りではありませんが、現状の電気代を元に計算すると概ね10年前後で投資回収ができるかもしれません。ニチコンの蓄電池は本体の保証15年ですから、この点安心できると思われます。
上手に運用できれば、一日の電気代を0円にすることも可能ですので、節電にはかなり貢献できそうです。
蓄電池の廃棄とカーボンニュートラル
ニチコンは広域認定を取得していますので、蓄電システムの廃棄処分を受け付けています。回収されたものは、厳重な管理の元新たな蓄電池の原材料に再生されることになります。
カーボンニュートラルという点でみると、劣化した電池を燃やして希少金属を取り出すプロセスは二酸化炭素(CO2)を多く排出するため、完全な再利用ができる技術的な革新を期待したいところです。