キッチンを移動するリフォームの費用や注意点

毎日使うキッチン。家を購入したころは満足していた間取りでも、住み慣れるにつれ「こっちにした方がよかったな」と思うこともあるかもしれません。

そんなときの手段として、キッチンの移動を伴うリフォームがあります。ただし移動を伴うリフォームは、状況によって様々な制約があります。

ここでは、キッチン移動のリフォームの費用や注意点についてご紹介します。 

キッチン移動リフォームの費用 

実際にキッチンを移動させるとなると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

キッチン移動工事の費用相場をいくつかのパターンでご紹介します。

  • 壁付きキッチンを対面式キッチンに移動 100~250万円
  • 壁付きキッチンをアイランドキッチンに移動 200~300万円
  • 1階から2階への移動 250万円~

こちらはあくまで相場です。

マンションなのか戸建なのか、移動距離が少ないか多いか、キッチンそのものを新品にする場合に選ぶグレードなどによって、費用には大きな差が出ます。

例えば、アイランドキッチンへの変更の場合、そもそも選べるキッチンや換気扇のグレードが限定されていたり、左右に通路を作ったり、様々な工事が発生するためコストがかかります。

また、大掛かりな工事になればなるほど工期も長くなります。

その間の食事や生活をどうするかということも予算の一部として考えておいた方が良いでしょう。

キッチン移動リフォームにかかる日数

キッチン移動の工程は、

  1. 既存キッチンの解体
  2. 配管、配電
  3. 新しいキッチンの設置

となりますが、一般的な戸建て住宅ではこの工程を1週間程度で行います。

一方、マンションの場合は、より大掛かりとならざるを得ないので、1カ月程度と考えておいた方が良いでしょう。

キッチンの移動リフォームの注意点

どんな家でもキッチンの移動リフォームが実現するとは限りません。

特に事前に注意が必要なのが、マンションなどの集合住宅と築年数の古い戸建です。

マンションでは管理規約や配管の問題がある

キッチンだけに限らず、戸建と比較するとリフォームに関する制限が多くあります。

工事の騒音防止、使用する床材などの材料、搬入にエレベーターを使用する上での制約など、そのほかにも様々な規定が管理規約にまとめられています。

リフォームをするためにもマンションの管理組合に事前に申請をしなければなりません。

また、キッチンを移動させる場合、排水ダクトと換気ダクトを移動させる配管工事が発生します。

マンションは集合住宅のため、メインの配管を移動させることは不可能なため、メインの配管を基準に移動可能な位置を検討しなければなりません。

このあたりの内容は素人にはわかりませんので、プロと相談する必要があります。

上記に掲載されている画像はマンションのキッチンを移動した事例ですが、キッチン移動単体で行われたものではなく、マンションのリノベーションと合わせて行われたものです。

この写真を見ると分かると思いますが、非常に大掛かりな工事となっていることが分かります。

古い戸建住宅では配管の問題がある場合も

最近の戸建は将来的なリフォームも視野に入れ、配管の設置の自由度が高い造りになっているケースが多いです。

一方、築年数の古い戸建の場合、リフォームを前提で作っているわけではありません。

適応されている建築基準法がそもそも違う可能性もあります。

家の造りによっては配管の位置を変えることが出来ない、そもそも移動する大掛かりなリフォームが困難であることも想定されますので、こちらもプロと事前に確認が必要です。

場合によっては、構造体だけを残したリノベーションまで検討した方が良い可能性もあります。

なお、新しい戸建でも、費用が安くなるという訳ではありません。

1階から2階へのキッチンの移動では、キッチン関連のインフラをすべて移動させるため費用が高額となります。

また、アイランドキッチンに変更する場合は壁をなくす工事が発生します。建物によっては強度が不足してしまうため、こちらも追加費用が必要になる可能性があります。

準備した予算とかかる費用に乖離が生じることもあるので、こちらも注意が必要です。

まとめ

私自身も家族の中で最もキッチンを使う人間の一人ですが、使い勝手のいいキッチンは使う人のストレスを軽減してくれると思います。

家事動線の中で使いにくい位置にキッチンがあると、その使いにくさが日々使う中でストレスとして蓄積されていきます。

そういったストレスがなくなるよう、また家族みんなが使いやすいキッチンにあるよう、可能な範囲で位置を変えるリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

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