概要
外壁塗装工事前
ご覧のように白いコーナー部分に汚れが目立っています。また、もともとオレンジ色の外壁でしたが、汚れの付着によってくすんでしまっています。このように外壁に使われることの多い「ジョリパット」等の塗り壁材は、雨染み等の汚れが付着しやすいので、定期的なメンテナンスが必要となります。
屋根塗装工事前
コロニアルと呼ばれる屋根材は、年数が経つとどうしてもこのように苔むしてしまいます。結果として防水性能が落ちてしまい、雨漏りしてしまうことになりかねません。目安としては10~15年位でリフォームが必要となります。ただし、近年のコロニアルは性能が高くなっており、30年間メンテナンスフリーを謳う製品もあります。何度もメンテナンスを繰り返すよりも思い切って吹き替えをするほうがランニングコストの点で経済的になる場合もあります。
屋根の工事中
まずは、屋根の工事から始めます。最初の工程は、高圧洗浄です。汚れが残っていると、下地処理と塗装を行った後に塗装が剥がれやすくなってしいます。右の写真は、高圧洗浄後の屋根の状態です。苔等の汚れがきれいに落ちました。洗浄して分かりましたが、本来のコロニアルの色が抜けてきており、基材のやや白い色になってきています。メンテナンスが必要な時期に来ていたと言えます。
外壁の工事中
養生を行い、下地処理を行いました。右の写真の白く見えるものは、シーラーと呼ばれる下地処理です。この下地処理を怠ると、塗装が剥がれるなどの問題が発生しかねません。
外壁塗装工事後
今回の外壁塗装はジョリパットフレッシュという専用材を使いました。もとのジョリパットの上に塗ることで風合いを残しながら、汚れを抑止し、耐候性をアップしました。
塗装後は本来のオレンジ色の外壁になったことが分かります。白いコーナー部分は、黒ずみがなくなり白くなったことで、全体的に明るい外観となりました。
屋根塗装工事後
今回は、クールタイトという屋根用の遮熱塗料を塗りました。遮熱することで、太陽熱を軽減することができます。また、壁材同様に汚れ抑止と耐候性に優れています。
このような塗料は、初期コストこそ一般的な塗料よりも高くなりますが、後のメンテナンスの回数が少なくなりますので、ランニングコストは軽減するというメリットがあります。